おさむ
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今回は競艇の「万舟」について、仕組みと高配当が出やすいレースの見分け方を解説する。

「万舟が出た」というニュースやSNSの投稿を見て、なんとなく高配当のことだと分かっていても、正確な定義や発生条件まで説明できる人は少ない。

この記事では、BOATRACEオフィシャルウェブサイトの公式情報と複数の競艇データメディアの数値をもとに、万舟券の仕組みから狙い方まで順番に整理していく。

競艇の配当欄でひときわ目立つ「万舟」の文字。

100円の舟券がなぜ1万円を超えるのか。

その仕組みと、万舟が出やすいレースに共通する条件を、公式情報と複数データメディアの数値をもとに整理していく。

🚤 覚えておいて損はない!

万舟券(万舟)とは?
高配当が出やすいレースの見分け方

16%前後全国平均・発生率の目安
76万円歴代最高配当(3連単)
100円〜最少投資額
著者

監修者

競艇評論家・競艇予想サイトの裏側を暴露
戸塚おさむ/47歳
競艇歴15年。予想サイトを利用して7年。悪質な予想サイトで損失を経験したことをきっかけに、詐欺サイトの見分け方と優良サイトの選び方を独自に研究。安心安全なサイトを提供することがモットーだ。

万舟券(万舟)とは?公式の定義と読み方

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※当サイト作成

万舟(まんしゅう)とは、1万円以上の配当金がついた勝舟投票券のことだ。

BOATRACEオフィシャルウェブサイトの用語辞典でも「1万円以上の配当金がついた勝舟投票券」と説明されており、競馬など他の公営競技でも同様の意味で使われることがあるが、もともとはボートレースで生まれた言葉だとされている。

出典:BOATRACEオフィシャルウェブサイト用語辞典「万舟(マンシュウ)」

100円の舟券が1万円を超える「オッズ100倍」の壁

舟券は1点100円から購入できるため、1万円以上の配当ということは、その舟券のオッズがおおむね100倍以上になっていることを意味する。

逆に言えば、100円で買った舟券が1万円未満であれば、どれだけ高配当に見えても万舟券には該当しない。

💡アドバイス

「万舟」という言葉自体は配当金額だけを基準にした呼び方であり、券種や買い方を限定するものではない。ただし後述するとおり、実際に万舟が発生する舟券のほとんどは3連単に集中している。

万舟券は主に3連単でしか出ない理由

2連単や3連複でも高配当自体は起こり得るが、組み合わせの数が少ない券種ほどオッズの上限が低くなりやすい。

3連単は1着・2着・3着を着順どおりに当てる必要があり、6艇のレースであれば120通りの組み合わせが生まれるため、他の券種と比べて配当が跳ね上がりやすい構造になっている。

そのため、複数の競艇データメディアでも、万舟券のほとんどは3連単で発生していると解説されている。

万舟券の配当はどう決まる?払戻金の仕組み

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※当サイト作成

万舟券がなぜ生まれるのかを理解するには、まず払戻金そのものの仕組みを知っておく必要がある。

売上金の75%が的中者に分配される仕組み

BOATRACEオフィシャルウェブサイトによると、払戻金は勝舟投票券の的中者に対して、売上金(返還金を除く)の100分の75、正式には施行者が定める100分の75以上に相当する金額を、的中者に按分して支払う仕組みになっている。

出典:BOATRACEオフィシャルウェブサイト用語辞典「払戻金」

つまり、その組み合わせに賭けた人が少なければ少ないほど、1点あたりに配分される金額は大きくなる。

人気の組み合わせに票が集中し、逆に「まさかこの艇が絡むとは思わなかった」という組み合わせに票が集まらなかったとき、その少ない票に対して配当が大きく上乗せされるのが万舟券の正体だ。

なお、払戻金には60日間という有効期限が定められている点も公式情報として押さえておきたい。

出典:BOATRACEオフィシャルウェブサイト用語辞典「払戻金」

万舟は「不人気の組み合わせに賭けた人が少なかった」という結果でしかない。

おさむ
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だから「万舟を当てるコツ」を探す前に、まず配当の仕組み自体を理解しておくことが大事なんだ。

【独自試算】オッズ別に見る配当と損益分岐の目安

万舟券は当たれば大きいが、当てるべき1点のオッズが高いということは、それだけ的中させるのが難しいということでもある。

オッズごとに100円の配当額と、収支をプラスにするために必要な的中率を試算した。

3連単オッズ 100円の配当額 損益分岐に必要な的中率 100レースに1回的中した場合の回収率
100倍 10,000円 約1.0% 約100%
150倍 15,000円 約0.67% 約150%
200倍 20,000円 約0.5% 約200%
300倍 30,000円 約0.33% 約300%
500倍 50,000円 約0.2% 約500%

出典:損益分岐に必要な的中率=1÷オッズ、100レースに1回的中した場合の回収率=配当額÷100レース分の投資額として編集部が算出

⚠️独自視点

「当たる確率」と「損益分岐の的中率」は別物

この試算からわかるのは、オッズ200倍の万舟であれば、100レースのうち1回当てるだけで理論上は収支がプラスに転じるということだ。ただし、これはあくまで「その1点」を100レースに1回当て続けられた場合の話であり、実際には当てるべき組み合わせを絞り込む予想力が前提になる。オッズが高いほど必要な的中率のハードルは下がる一方、そもそも「どの1点が万舟になりそうか」を見極める難易度は上がるという、トレードオフの関係がある。

どれくらいの頻度で出ている?発生率と実例

「どれくらいの頻度で出ている?発生率と実例」のサムネイル画像

※当サイト作成

全国平均の発生率は16%前後

複数の競艇データメディアの集計によると、3連単における万舟券の全国平均発生率はおおむね16%前後とされている。

ある媒体は約24競艇場・約12万5千レースを対象にした集計で発生率16%と報告しており、別の媒体は直近1年間の集計をもとに16〜17%程度、16.8%とする集計も見られる。

集計期間や対象レース数によって数値には多少の幅があるが、おおむね「6レースに1回前後は万舟が出ている」というのが実態に近い。

📊独自視点

「16%」は場・レース全体の話であって、1点の話ではない

ここで注意したいのは、この16%前後という数字は「そのレースの3連単のどこかの組み合わせが万舟になる確率」であって、特定の1点の組み合わせが万舟になる確率ではないという点だ。1レースの3連単は120通りあるため、万舟になる1点をあらかじめ言い当てる難易度は、単純計算でも16%よりはるかに低くなる。前の章の損益分岐シミュレーションと合わせて見ると、この違いのイメージがつかみやすい。

歴代・直近の高配当実例

BOATRACEオフィシャルウェブサイトが公開している「高配当ベスト10(歴代)」によると、これまでの最高配当は2022年11月1日、児島競艇場7レースの3連単「6-1-5」で、配当額は761,840円だった。

歴代ベスト10には、徳山・三国・尼崎・芦屋・丸亀・若松・江戸川といった競艇場のレースが名を連ねており、いずれも50万円台後半から60万円台以上の配当となっている。

出典:BOATRACEオフィシャルウェブサイト「高配当ベスト10(歴代)」

同サイトが公開している「高配当ベスト10(月別)」の2026年8月分を見ると、最高配当は福岡競艇場の3連単「5-6-3」で202,360円、次点は尼崎の「2-5-1」で201,040円となっている。

出典:BOATRACEオフィシャルウェブサイト「高配当ベスト10(月別)」2026年8月分

月間ベスト10の配当額はいずれも10万円を超えており、これらは万舟券の中でもさらに一段上の「万舟の中の高配当」に位置づけられる実例と言える。

歴代トップの76万円も、月間トップの20万円も、共通しているのは6号艇や5号艇が絡んだ3連単だってことだ。

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人気の1号艇だけを見ていると、こういう配当は視界に入ってこない。

万舟が出やすいレースに共通する条件

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※当サイト作成

人気の分散・混戦模様のレース

ある競艇データメディアが7年分のレースを分析したところ、1号艇の人気が過剰に集まっているレースほど、逃げ崩れが起きたときに万舟が生まれやすいと報告されている。

1番人気と3番人気のオッズ差が小さいレースも、誰が来てもおかしくない混戦と見なされ、荒れやすい傾向があるとされている。

また、実力が拮抗した若手とベテランが同じレースに顔をそろえると、スタートのタイミングが揃わず、展開そのものが崩れやすくなるとも言われている。

気象条件・進入の乱れ

風速がおおむね3m以上、波高10cm以上といった荒れた水面条件では、スタート隊形が崩れやすく、人気艇であってもまくられるケースが増えるとされている。

進入の際に枠なりから外れる、いわゆる「ピット離れ」が起きるレースも、事前の予想が立てにくくなる要因のひとつだ。

女子戦・混合戦・開催初日・選手の得点率が入れ替わる境界線上のレースなど、レース形式や出場条件そのものが荒れやすさに影響するという指摘も複数のメディアで見られる。

🌊独自視点

「荒れそう」を言葉にできると予想の解像度が上がる

ここまでの条件を並べると、「1号艇が人気すぎる」「風が強い」「進入が乱れそう」といった要素は、それぞれ単体では地味な情報に見える。しかし、これらが複数重なったレースほど、結果的に万舟が生まれやすくなるという点は多くのデータメディアで共通して指摘されている。1つの条件だけで判断するのではなく、複数の兆候が重なっているかどうかをチェックする視点を持つと、万舟を意識した予想の精度が上がりやすい。

万舟が出やすい競艇場はどこか?

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※当サイト作成

複数の競艇データメディアが公表している万舟の発生率をもとに、上位に挙がることが多い競艇場を比較表にまとめた。

競艇場 kcbn.jp kyoutei-navi.com paris-montagne.org funaban.com(実測集計)
平和島 19.2% 20.6% 21.9% 20%
鳴門 21.4% 19.3% 19.5% 20%
桐生 19.7% 18%
戸田 20.1% 19.1% 19.6% 18%

出典:kcbn.jp「万舟が出やすい競艇場一覧」、kyoutei-navi.com「万舟(万舟券)とは」、paris-montagne.org「万舟券の取り方」、funaban.comの実測集計(2022年12月〜2025年8月・全24場・約12万5千レース対象)をもとに編集部整理

⚠️独自視点

数値はズレても顔ぶれはほぼ一致する

今回参照した4つのメディアを見比べると、平和島・鳴門・戸田はいずれも19〜22%前後という近い数値で並んでおり、集計期間や対象レース数の違いによって細かい順位や小数点は入れ替わるものの、上位の顔ぶれ自体はほとんど一致している。個別の数値を一つだけ切り取って鵜呑みにするより、「複数の集計で共通して上位に来る競艇場」を把握しておくほうが実用的だと言える。逆に、全国平均を10%以上下回るとされる大村・徳山のようなイン逃げが堅い水面は、万舟を狙う舟券としては相性が悪い水面だと考えられる。

大村や徳山みたいにイン逃げが強い場は、そもそも荒れにくいから万舟狙いには向いていない。

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逆に平和島や鳴門みたいな場は、覚えておいて損はないぞ。

万舟を狙うときの舟券の組み立て方

「万舟を狙うときの舟券の組み立て方」のサムネイル画像

※当サイト作成

万舟を意識した舟券の組み立て方には、いくつかの基本パターンがある。

1

荒れそうなレースを絞り込む

前の章で紹介した「人気の分散」「気象条件」「進入の乱れ」といった兆候が重なっているレースを、開催中のレースの中から絞り込む。

2

軸にする艇と相手を決める

1着に来そうな艇を1〜2艇に絞り、2着・3着には人気薄も含めて幅広く相手を置くフォーメーション買いを組み立てる。

3

点数と金額をあらかじめ決めておく

組み合わせを増やすほど的中率は上がるが、当たったときの配当は分散して下がっていくため、購入前に点数と1点あたりの金額を決めておく。

この組み立て方は、的中率を重視するか、配当の大きさを重視するかによって性格が大きく変わる。

点数を絞る買い方

当たったときの1点あたりの配当は大きくなるが、的中率は下がりやすい。

VS

点数を広げる買い方

的中率は上がりやすいが、1点あたりの投資額が増え、配当も分散して下がりやすい。

出典:一般的な舟券の買い方解説をもとに編集部作成

万舟を的中させたあと、その払戻金を次のレースに投じる「コロガシ」という買い方を組み合わせる人もいる。

コロガシの仕組みとリスクについては舟券の「コロガシ」とは?仕組みとやり方・リスクを解説で詳しく解説しているので、あわせて読んでおいてほしい。

資金管理で押さえておきたいポイント

万舟狙いの舟券は、単発の的中を狙う舟券よりも的中率が低くなりやすい買い方だ。

  1. 1レースあたりの投資額を、生活に影響しない範囲であらかじめ決めておく

  2. 外れが続いても、次のレースで取り返そうと金額を増やさない

  3. 万舟が出やすい条件が揃っていないレースでは、無理に点数を広げない

  4. 1日の負け額に上限を設け、超えたらその日は舟券を買わない

💥注意

「万舟的中率〇割」を謳う情報には注意が必要

一部の競艇予想サイトは「万舟的中率9割」「万舟専門プランで回収率保証」といった文言で高額プランを売り込むことがある。万舟券はその性質上、当たりやすい組み合わせに大きな配当がつくことはなく、高い的中率と高配当を同時に安定して両立させることは構造的に難しい。こうした煽り文句を見かけたら、まず数字の根拠が示されているかを確認する姿勢を持っておきたい。

実際に万舟を狙って舟券を買ってみた

「実際に万舟を狙って舟券を買ってみた」のサムネイル画像

※当サイト作成

ここまで紹介した条件をもとに、筆者が実際に万舟が出やすそうなレースを選んで舟券を購入してみた。

[検証日・競艇場名・レース番号を修正中]、事前に人気の分散や風の状況を確認したうえで、フォーメーション買いを組み立てた。

[購入した券種・点数・金額の詳細を修正中]

[レース結果と払戻金、購入画面・的中画面のスクリーンショットを準備中]

データ上「荒れやすい」とされる条件が揃っていても、実際のレースでは展示航走やスタート隊形を自分の目で確認しないと見えてこない部分も多いと実感した。

データはあくまで傾向でしかない。

おさむ
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最後は展示航走とスタート展示を自分の目で見て、違和感がないかを確認する癖をつけておくと、万舟狙いでも無駄撃ちが減るぞ。

🏁まとめ

万舟は「不人気の組み合わせに票が集まらなかった結果」

万舟券とは、1万円以上の配当がついた勝舟投票券のことで、売上金の75%を的中者で按分するという払戻金の仕組み上、票が集まらなかった組み合わせほど配当が大きくなる。全国平均の発生率はおよそ16%前後とされ、平和島・鳴門・戸田といった競艇場では、複数のデータメディアで共通して発生率が高い傾向が報告されている。人気の分散や気象条件、進入の乱れといった兆候が重なったレースを見極めつつ、点数と投資額をあらかじめ決めておくことが、万舟狙いの舟券と長く付き合っていくコツだ。

ただし、こうした万舟の仕組みを逆手に取り、根拠の薄い「万舟的中率」を謳って高額プランを売り込んでくる競艇予想サイトが存在するのも事実だ。

そうしたサイトの実態は悪質な競艇予想サイトだと断定できるケースと騙された時の対処法でも詳しく解説しているので、あわせて読んでおいてほしい。

「読者さんに知ってほしい大切なこと」の画像

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このサイトを最後まで読んでくれた人は分かると思うが、悪徳サイトを使っているうちは稼ぐことはできない。

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おさむ
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